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 最近のDTM関係で一番盛り上がっているのがソフトシンセです。ソフトシンセとは、シンセサイザー、サンプラー、エフェクトなどのハードウェア機器を、ソフトウェア上で再現したもので、 その種類は様々、最近ではターンテーブルなどもソフト上に移植されたりしてます。コンピューターの性能が飛躍的に上昇した現在のテクノロジーがなせる技で、ハードウェアにかわってこれからの主流になっていくと考えられます。

 ソフトウェアというと、ごく最近までは「不安定」「音がしょぼい」「レイテンシーがある」などの不安要素ばかりが目立っていましたが、ここ最近はハード同等、もしくは それをしのぐ性能のものも多数リリースされています。

 ここでは、現在、音楽製作系のソフトシンセの中で最も勢いがあり、毎日のようにリリースされているVSTインストゥルメントの簡単な紹介とそのなかの注目のプラグインを使った簡単な使い方を紹介します。





 VSTインストゥルメントとはMIDI/オーディオシーケンサーCubaseシリーズを発売しているSteinbergの提唱する規格で、コンピューターのCPUのみを使ってオーディオ処理等を行う 技術「VST」を進化させた「VST 2.0」(MIDIの送受信が可能になった)で実現されたプラグイン規格。これまでに多くのシンセ、サンプラーなどがリリースされていて、フリー、シェアで 公開されているものもたくだんあります。

 Steinbergの発売するCubase、Nuendoはもちろん、emagic社のLogic、Fruityloops、Sonic SyndicateのOrion Proなどでも使用可能。ここでは、 フリーで公開されているVSTホスト「Synthedit」と、先日リリースされて世界中で大反響を巻き起こしたフリーのシンギングシンセ「DELAY LAMA」を使ってVSTiシンセの簡単な使い方を紹介します。

 VST関係については今後詳しく触れたいと思います。






Synthedit

Synthedit


 Syntheditは、モジューラー形式のシンセサイザー。 自分でパッチを組み合わせて好きなようにシンセ、ドラムマシンを作成できます。MIDIファイルの再生、オーディオファイルの録音/再生にも対応しています。

 フリーウェアながら、VSTプラグイン/インストゥルメントの再生に対応、最新のバージョン0.59では、自分で作ったシンセ・エフェクトなどをVSTとしてエクスポートできるようになりました。対応OSはWindowsのみとなっています。

お知らせ!

 2002年8月8日発売予定のDTM MAGAZINE9月号の特集「世界の音楽フリー&シェアウェア」では、Syntheditの解説ページを用意しています。DVD-ROMにSyntheditで作った 簡単なシンセモジュールを収録する予定です。





Delay Lama

Delay Lama
















Delay Lama2


 2002年5月に公開され世界中で大反響を巻き起こしたVSTインストゥルメント。音楽関係以外のホームページでも紹介されるほど。

 プラグインを立ち上げると坊主のアニメーションが立ちあがり、演奏に合わせてお経を唱えているかの如く歌い出す。これまでリリースされたVSTシンセの中でも個性、音ともに 際立っています。

 しかも、フリーウェアかつWindows/Macintosh両方に対応しているため、VSTi対応のホストアプリケーションを持っていれば誰でも使用することが可能です。


お知らせ!

 DTM MAGAZINE8月号には「Delay Lama」を使って作られたオリジナルのジャーマン・テクノトラック(ビバオール斎藤作)を付属のCD-ROM収録しています。 そのほか、「DELAY LAMA」を制作したオランダの学生チームのインタビュー記事を掲載しています。
→オンラインショップで購入可能





DELAY LAMA楽曲試聴

 左の画像クリックでDTM MAGAZINE8月号収録の「DELAY LAMA」を使用したデモ・トラックの試聴が出来ます。





 




1、Syntheditをダウンロードする

Synthedit Web Page

・syntheditの公式サイトからダウンロード。
 synthedit XP(Windows2000/NT/XP用)と、SynthEdit 98(Windows98/ME用)に分かれているので自分の使っているOSのものをダウンロードします。
※Windows95の場合はDirectXが必要。
 
synthedit
http://www.synthedit.com/
syntheditダウンロードページ
http://www.synthedit.com/download.htm



2、Delay Lamaをダウンロード

Audio Nerdz Web Page

 公式サイトからDELAY LAMAをダウンロード。Windows用はzipで圧縮されているので解凍します。

AudioNerdz Website(Delay Lama公開サイト)
http://www.audionerdz.com/


3、ソフトウェアのセッティング

VST Folder

 Syntheditはexeファイルがそのままダウンロードできるので、ダウンロードしたデータをそのまま実行します。あとは指示に従ってインストールしてください。

 今回はVSTプラグインを使うのが目的なので、DELAY LAMAを解凍して出来たフォルダ「Delay Lama」(説明書と本体のDelay Lama.dll)を丸ごとSyntheditのプログラム が入っているフォルダの「VSTPlugins」ぼ中に放り込みます。
※VSTプラグインを入れるフォルダは後で変更可能です。





4、Syntheditの立ち上げ

Synthedit初期画面

 Syntheditを立ち上げます(SynthEditフォルダのSynthEdit.exe)。初めて立ち上げた時はデモサウンドがたちあがると思います。

 音がなっている場合は上の方の(停止ボタン)を押して、File→NEW/CLOSEを選ぶと、画用紙のような何も表示されていない画面が立ち上がります。


5、MIDI/オーディオの各種設定を行う

設定画面

 Audio→Preferenceのところで、オーディオ/MIDIの設定を行います、設定項目はオーディオアウト/サンプリング・レート、MIDIインターフェイス経由で MIDIキーボードをつないでいる方はMIDIイン/MIDIアウトのところで接続しているMIDIインターフェイスを選択してください。


6、各モジュールをアサインする

Syntheditモジュール

 音の出口(Audio Out)と、VSTインストゥルメント(DELAY LAMA)をアサインします(画面を右クリックするか、上のInsertをクリックするとモジュール が出せると思います)。


Audio OutInsert→Input/Output→Audio Out
VST PluginsInsert→VST Plugins→Delay Lama


 MIDIキーボードをつないでいる方は、MIDI IN、つないでいない方はバーチャル・キーボード「Keyboard」をアサインします。

MIDI INInsert→MIDI→MIDI In
KeyBoardInsert→Controls→Keyboard





7、モジュールを連結する

Syntheditモジュール連結

 音を出すためにモジュールの連結を行います。まず、Delay LamaのSignal OutをAudio OutのLeft(Mono)とRightにつなぎます。

 次にMIDI InをDelay LamaのMIDI Inに連結、MIDI KeyBoardのMIDI OutをDelay LamaのMIDI Inにつなぎます。

※左の図を例に連結してください


8、音をならす

Play Botton






Lama

 Delay Lamaの音をならすには、上のにあるPlayボタンをクリック後、バーチャルキーボードのキーボードをマウスで クリックするか、MIDIインターフェイスに繋がれたMIDIキーボードを弾くとDelay Lamaが歌いだすと思います。ちなみにLamaのGUIの下のチベットの旗のところを マウスで上下させたりすると、音色の変更とともにLamaの表情も変わるので試してみてください。

 Syntheditは奥の深いソフトなので、簡単なシンセ、サンプラーなら簡単に作れてしまいます。興味のある方は付属のマニュアルに作り方などが載っているので、一度挑戦してみてください。

Copyright 2002 Terajima Joho Kikaku Co.,LTD. No reproduction or republication without written permission.